- 2009-06-13 (土) 23:25
- Windows
本記事はWindows Vistaを基に記述しましたが、
Windows 7 Ultimateでも同様に”hiberfil.sys”を削除することが出来ました。(2009/12/20)
Windows Vistaのシステムドライブのルート直下(c:\)には、
- hiberfil.sys
- pagefile.sys
と2つの大容量の隠しファイルが存在します。
マシンの構成によっては、
どちらとも数GBの容量となっておりシステムドライブの容量を圧迫する要因にもなり得ます。
このhiberfil.sysは、こちらによると、
Hiberfil.sys 隠しシステム ファイルは、オペレーティング システムがインストールされているドライブのルートフォルダにあります。このファイルは、Microsoft Windows オペレーティング システムをインストールしたときに、Windows Kernel Power Manager によって予約されます。このファイルのサイズは、コンピュータに搭載されているランダム アクセス メモリ (RAM) のサイズとほぼ同じです。
ハイブリッド スリープ設定を有効にしている場合、システム メモリのコピーは、Hiberfil.sys ファイルを使用してハード ディスク上に保存されます。このファイルが存在しない場合は、コンピュータを休止状態にできません。
と説明されています。
マシンのメモリと同容量のファイルがシステムのルートに出来ているのって何だか嫌ですよね。
必要のないファイルなら消してしまいたいけど、
消して良いものかどうか・・・・って方も多いのではないかと思います。
ではそんな疑問を解決出来るように今回は“hiberfil.sys”に的を絞って説明したいと思います。
“pagefile.sys”についてはWindows Vistaの”pagefile.sys”を削除するには?を参照してください。
ハイブリッド スリープって何?
Windows Vistaのスリープ機能とは省電力機能のことを言います。
Windows Vistaを使用しない場合には、シャットダウンをして電源を切る方が多いと思います。
電源を切れば電気代が掛からないので一番の節約になるのは当然です。
けれど、
シャットダウンで電源を切ってしまうと次に起動する時に長い間待たされることになりますよね。
待たされるのは嫌だけど、使わない間に電気代が掛かるのも嫌!!
という場合に活躍してくれそうなのがこのスリープ機能となるわけです。
Windows Vistaを終了する場合に、
シャットダウンの他に”スリープ”や”休止状態”というものがあります。
その関係を以下にまとめてみました。
| ACPIステート | Windows機能名 | Windows Vista機能名 | 状態 |
|---|---|---|---|
| S0 | - | 稼働中 | |
| S1 | スタンバイ | - | CPU、チップセット電源供給有り |
| S2 | チップセット電源供給有り | ||
| S3 | スリープ ハイブリッド スリープ |
メモリにデータ避難 | |
| S4 | 休止状態 | 不揮発性メモリ(SSD、HDDなど)にデータ待避 | |
| S5 | シャットダウン | 電源OFF | |
ACPIとは電源管理の規格です。
ステートの数字が大きくなるほど消費電力は少なくなります。
逆に数字が小さいほど復帰までの時間が速くなります。
Windows Vistaの対応するS3ステートとS4ステートのスリープ機能を見てみましょう。
S3ステートではメモリ上に稼働中のデータを待避するために復帰はS4と比較して高速です。
S4ステートはSSDやHDDなどの不揮発性メモリにデータを待避するので、
S3ステートに比べて速度は遅くなりますが、
万が一にも電力の供給が完全にストップしてしまっても復帰することが出来ます。
Windows Vistaのスリープ機能はこのS3とS4の両方を行います。
つまり、S3ステートとS4ステートの両方のメリットを持っているわけです。
通常は高速なメモリから復帰し、
万が一、電源が落ちてしまった場合でも不揮発性メモリから復帰するわけです。
S3ステートの高速性とS4ステートの安全性を兼ね備えたハイブリッド型だから“ハイブリッド スリープ”というわけです。
hiberfil.sysって?
ハイブリッド スリープ機能が有効な場合のスリープによって、
システムの稼働中のデータがメモリに待避され、
そのメモリのデータが不揮発性メモリへ書き込まれたものが“hiberfil.sys”というわけです。
結局、ハイブリッド スリープは無効にして良いのか?
通常、Windows Vistaのスリープ機能は、
ハイブリッド スリープの機能が有効な場合のみハイブリッド スリープとして機能します。
ハイブリッド スリープを無効にすると通常のスリープとして機能し、
メモリへのデータ待避のみを行うことになり、
スリープへの移行、スリープからの復帰が速くなります。
スリープ機能をハイブリッド スリープ機能として動作させたい場合には無効にしないでください。
※ こちらにある通り、復帰に時間が掛かることもあるようです。
メリットは、システムドライブの容量を圧迫しないだけになってしまうような・・・
ハイブリッド スリープの有効/無効を切り替える方法
長い解説が終わってやっと本題に入ります。
ハイブリッド スリープを無効にするということは、
S4ステートの休止状態を無効にするということになります。
なので、手順はWindows Vista を実行しているコンピュータ上で休止状態を無効にする方法および再度有効にする方法に書いてある通りに行えば良いということになります。
無効にする場合にはコマンドプロンプトから以下のようにコマンドを実行します。(管理者権限での実行を忘れずに)
c:\Users\xxx> powercfg.exe /hibernate off
有効にしたい場合には、
c:\Users\xxx> powercfg.exe /hibernate on
と実行してください。
無効にした後にシステムのルート直下(c:\)を確認してください。
“hiberfil.sys”が消えていたら無効になったということになります。
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- みり 10-03-06 (土) 18:04
-
おまいの説明一番分かりやすくて正確。
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[...] 先日の記事「Windows Vistaの”Hiberfil.sys”を削除するには?」でも紹介した通り、 Windows Vistaのシステムドライブのルート直下には”hiberfil.sys”と同様に恐らくGB単位の容量となってい [...]

