奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり。
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中川 淳
日経BP出版センター
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おすすめ度の平均: 

中小企業ブランディング!
評価高いですね
ブランディングをお考えならぜひ。
ブランドとは、何か。
まさに中小企業のためのブランディング本
中小の一般消費者向け商品メーカーにおけるブランディングを軸とした企業戦略本。
著者は奈良で300年続く麻織物メーカーの社長 中川淳氏で、1974年生まれの35歳。
メインはブランド戦略を含めたマーケティング戦略だが、人事や組織デザインなどの章もある。
中小企業の戦略を考え実行していく上で役立つことが多く含まれた良書であると思う。
マーケティング戦略としてのロジックとしては恐らくオーソドックスな考え方だという気もするが、実際に一般消費者向けの商品の企画やマーケティングを行う人には実践的な内容になっているのではないかと思う。
流通と価格の主導権を自分達でもつために卸から小売りにシフトする(した)というところは、私自身が最近その辺りのことを考えていたこともあり、我が意を得たりという思いがした。
- ブランドを作るには、すべてのタッチポイントをコントロールしなければならない。すべてのタッチポイントとは会社の全機能にまで及ぶ。
- 中小企業におけるブランディングは経営そのもの。
- 経営者は可能な限りロジカルに考え抜いた上で、最後の最後にはロジックにとらわれ過ぎずに決断する(ロジカルな結論から飛躍し、最終的な結論を得る)
- ロジカルに積み上げた答えは、「違い」を生まない。違いを生むためには、ロジックから「飛ぶ」ことが必要になる。
- ビジネス書を読み、翌日から実行する。
- 中小企業にこそブランドが必要。
- 商品のトップにブランドマネージャーを配置し、すべてをコントロールする。
- メーカーは流通と価格の主導権を自分たちでもつこと。(卸から小売りへのシフト)
- 売る人がリスクを取らなくてよい仕組み(返品が可能な場合など)は、誰も真剣に売らない仕組み。
- ブランディングのための小売りのやり方。(出店から)
- 付加価値を生まないものを排除する(不要な営業を止める。徹底したIT化)
- 愚痴を言わない。問題を放置することに慣れない。経営者が愚痴を言ったら終わり。
- いかにして従業員をその気にさせるかを考えるのが経営者の仕事。
- 仕事に対するスタンスを重視。似た人を中途で探すよりは、新卒を取った方がよい。
- 会社のブランド力を上げれば、優秀な人材を必ず取れる。
- 新卒採用を進めると、会社の方向やビジョンが問われる。
- 納会は投資。
なおマーケティング戦略についての基礎知識として、下記の書籍をオススメしたい。
一度この手の教科書を読んでおけば、本書のようなビジネス書を読む際に、基本的なマーケティング戦略論以外の重要な部分にフォーカスして読むことができる。
マーケティング (日経文庫)
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恩蔵 直人
日本経済新聞社
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